伊田特集の後編で「やきとり弁慶」さんの取材を終えて、次のスナック2件が21:00〜(ここ数年ではいちばん遅い時間)なので、その合間にジョイフルに駆け込み、たまってしまっている仕事をする合間の10分ほどで日記を書いてみている。
やきとり弁慶さん、取材依頼をするときはずいぶんと緊張したけれど、撮影も楽しんでくださり、本当に有難い時間だった。田川に暮らして5年ほど経つけれど、これまで訪れていなかったことが悔しい。知っていたら、田川外から来た友だちに、どうだー!と連れてこられたのに。知らなかったので、情けない気持ちで伊田のまちを漂った悔しさはいまだに忘れられない。というか、その情けなかった自分に向けて、この特集をつくっている。近くにある唯一のビジネスホテルAZのお客さんは今回の特集でとりあげる良いお店に辿り着いていて、AZが侮れないぞ、となった。出張で来る人は田川のいいお店を知っていて、暮らしている人が知らない(自分だけかもしれないけど…)。このドーナッツ化現象への抵抗に、特集が少しでもなってくれるといい。少なくとも自分自身が「田川めっっっっちゃいいとこやん」と心底思えている。あまりに良いので、やきとり弁慶もスナックプリンも、別々のお店だけど向かい同士にあるお店が同じような現象(ここへ来るためだけに田川に来る人がいる)を起こしていた。
この2日ほど思うように制作が進められず、ずいぶん弱気になっていた。〆切前はどうしても気が立ってしまう。のだけど、やきとり弁慶を訪れて、また気持ちが復活してきた。先週のismでも同じように、力をもらった。食は偉大。どんなことがあっても、美味しいものを食べると人は前向きになれる。
ざっと書いてみているけれど、日記って難しいな。bollardの五十嵐さんがnoteで日記を書いていて、タイトルが全部起床時間になっていた。定点観測的なものをタイトルや冒頭にして、書くハードルをぐっと下げるのをとりいれたい。今考えているのは、毎年会社宛にもらっていたのを楽しみにしていた日めくりカレンダーに書いてある名言を載せる(スーパー他力本願!)。今年はついにもらえず、ひとまわり小さいのを明屋書店で買って妻に「小さっ」と言われた日めくりカレンダー。この名言に、毎日地味に救われている。
ちなみに今日は自己啓発系
「己自身を統治しえぬ者は自由にあらず」(エピクテトス 55-135頃 ギリシャの哲学者)