・ニコの熱は37.2度まで下がった。妻がzoom打ち合わせがある時間まで事務所へ。関西案件のコンセプトを詰める。わりと良い方向性が浮かんだ。窓をあけていると入ってくる蜂とトンボを一匹ずつ逃す。
・誰かと家族になるのは、物凄いことだ。人は、他者と交わることではじめて、新しい命が生まれる(人以外もだけど)。同様に、あらゆる新しいものは「既存のものの組み合わせ」である。夫婦は最も根源的で、最小単位のひとつでもある。
・ひとりでいることが好きな人は、他者への共感性が強すぎるのかもしれない。自分自身の輪郭があやふやで、その分他者と一緒に何かを生み出せる、新しいところへ行ける可能性もあるのだが、影響を受けすぎる側面もある。ひとりで輪郭をとりもどす時間を持つことで、ふたたび他者と健全に関わることができる。
・熱でまだ元気ではない娘のあたまをなでる。この頭は、私の父に似ている。同様に私も、両親、祖父母、会ったことがない過去の誰かに似ている。そのことを思うと、こみあげてくるものがある。
・今年出会ったなかでいちばんいい歌は、andymoriの「Peace」。田蔵の田中夫妻が式で歌っていた歌。子どもたちも気に入っている。
・髪を切り、事務所に戻ってしばらく作業していると妻から「いま帰ってきたがニコもサンも泣いて身動きがとれないのでさくたろうを迎えに行けないか」と電話。すぐに帰って迎えにいく。
・義母が梨園のおっちゃんからクワガタをもらってきたので、さくたろうと虫かごに入れる。