・朝から何をしようか話し合い、(物理的に忙しくなる前の)いまのうちに土屋鞄へランドセルを見に行こうとなった。ランドセルをとりまく全体に「踊らされないぞ」と防御姿勢でいたが、いざはじめて息子にからわせてみると「来年から小学生」が完全に視覚化され「いちばんいいやつください」という気持ちにまでなってしまった。小学生か〜
・智聖(妻の妹)がちょうど休みということで訪問。悩んで決めていたけれどいい部屋だった。1Kの広さ、6階から見える空に琴未さんとえらく気に入り、ハーゲンダッツアイスを食べるなどしてゆっくり過ごした。さくたろうが途中で発熱。完全にうつった。都市でのひとり暮らしがいまの生活と対極にあり、やけに羨ましく思えた。
・三島由紀夫の著書を再読しているなかで「文弱の徒」が凄まじく今の世の中(とりわけSNSの世界)にも当てはまり、三宅香帆さんが音声メディアでTwitterは人の愚かさみじめさが可視化される意味でも文学だといっていたことにも通じる。
・熱にうなされるさくたろうの横にいると、えらく大きくなったもんだ、もう小学生になるのかと感傷的になり涙目になる。未熟な親でいつも余裕がなくてすまないと、この5年と半年を振り返る。